日中は外で日の光を浴びる:昼の強い光が眠りをよくする
日中に光をいっぱい浴びて
夜泣きを防ぐには夜にスムーズに入眠、深く寝付くのが大切、そのためには夜にメラトニンが多く分泌される必要があります。夜のメラトニン分泌のためには日中に光を浴びることが大切になってきます。それは
- メラトニンの元を作る
- 一日の中で照度差を作る
の2点が大事だからです。
光刺激でセロトニンが作られ始める
メラトニンが大事だって言ってるのに、なぜにセロトニンと思ってしまいますが、これが大事なんです。
メラトニンはセロトニンが分解されることで作られます。なのでセロトニンが体内に十分作られていることが大切になります。
セロトニンの材料はトリプトファン。トリプトファンは食事などで外から取る必要があります。
で、このトリプトファンからセロトニンが作られるには光が必要なんです。光の刺激を受けることで体内でセロトニンの生成が開始されるためです。
日中の光でまず十分なセロトニンを体内に準備しましょう。
日中光を浴びると夜の光も怖くない
メラトニンの分泌は、夜暗くなること以外にも季節などさまざまな要因が絡んできます。その一つが、日中に太陽の光を浴びること。
日中に太陽の光を十分浴びると、夜に光を受けてもメラトニンの分泌が抑制されにくいことが知られています。
日中屋外でしっかり太陽の光を浴びれば、夜は多少明るくても大丈夫ということです。 光の感受性には個人差があるので、「外遊びをしたから、夜に室内を明るく」なんてことは無いように。
日中に太陽光を浴びることで、正常なリズムを保ちやすくなるんだと考えておきましょう。
曇りの日でも外に出よう
曇りの日でもなるべく外で光を浴びましょう。
曇りの日、室内の照明のほうがましのように感じますがそんなことはありません。 曇っていても外のほうが倍以上明るいのです。
曇りの日でも外の明るさは1万~3万ルクス。季節によって上下しますが、かなり暗いときでも2000ルクスはあります(ちなみに晴れてるときは10万ルクスほど)。
対して室内では、明るいとされるコンビニでも1000ルクス。暗すぎますね。
冬の日の曇りの空の半分程度ですね。
雨や雪が降っているともっと暗くなるでしょうが、そんな悪天候の中までむりに外に出る必要は無いです^^;
カーテンやブラインドを開けて、窓から光を取り込みましょう。
「窓から光を取り込むなら、外に出なくてもいいのかな?」と思うかもしれませんが、そうはいかないんです。
一つは、窓から光を取り込んだとしても、外の明るさにはまったく敵いません。窓と言う限定的な部分でいくら光を取り込んでも、360度全体から光があたる外とは比べ物にならないです。
もう一つは、外で運動したいからです。これについては「日中にしっかり運動」で解説します。
まとめ
- 光浴びて、メラトニンの材料であるセロトニンを蓄えましょう。
- 日中に太陽光を浴びましょう。こうすると夜は正常にメラトニンが分泌されやすくなります。
- 曇りの日でも外のほうが倍以上明るい。どんどん外に出ましょう。窓からの光の取り込みも忘れずに。